作るとわかる結婚式の余興ムービーの困り事

結婚式の余興ムービーって難しい

結婚式の余興ムービーって難しい

これまでいくつか動画の記事を書いてきましたが、
今日は動画作成や映像制作でよくあるシチュエーション
結婚式の余興ムービー作成について、
これまで、数回依頼を受けて作ってきた経験をもとに、
まとめてみようと思います。

なお、自分の経験からの話なので、
場合によっては当てはまらないこともあるかと思います。
その場合の責任は取れませんので、あらかじめご了承ください。

この記事のコンテンツ

結婚式の余興ムービーの心配事

普段Youtubeを投稿している自分でも、
余興ムービー作成となると、いざ作ってつまづいた事がありました。

音楽・BGM・・・絶対に式場に確認する

音楽やBGMは、個人向けの動画作成と違い、
著作権を意識する必要があります。
CDあるから使っちゃえ!ではまずい場合があります。
まずは、余興ムービーの作成前に、必ず式場に確認しましょう。

ほとんどの場合、CDの音楽を使ってもよいかと聞くとOKでした。
が、だいぶグレーな臭いを感じました。
(数少ない経験の中なのであまり鵜呑みにしないように…)

ムービー作ってから、”これはダメですねぇ”ってなるのも嫌ですよね。
必ず確認しましょう!

スケジュール

結婚式はイベントの重要性から、事前の確認が厳重に行われます。
その中には、余興ムービーの確認も含まれます。

どういうことかというと、式の前日に用意して持っていけばいいや!ができません。

私が経験したケースでは、おおよそ1週間前に確認完了=ギリギリです。
個人的な性格の問題で、ギリギリに仕上げるタイプの私にとっては結構冷や汗ものでした。

で!、これはよく覚えておいてほしいのですが、
初めて動画を作って初回OKとなることは少ないと考えてください。

この理由をこれから詳しく見ていきます。

動画前後の空白時間

式場によるかと思いますが、ほとんどの場合は、動画データではなく、
DVDの再生によって余興ムービーは披露されます。

また、式場の担当者から、前後に10秒程度の空白時間を設けてください。
と言われます。

DVDの再生にて披露されるということは、そのDVDの操作は手動になります。
そのため、前後の時間に余裕がないと、暗転前に動画が始まったり、
終了後、余韻もなくループ再生されるなど、
不測の事態が発生することを避けるためだと思われます。

結婚式で完璧な動画を再生できないことは、
式場としても責任問題となるようです。
担当者としても結構シビアに見てきますよ。

普段動画づくりをされている方には簡単な作業ですが、
携帯のアプリで動画を作って、それをPCに転送してそのままDVD!ってやると、
えらい目にあうので気を付けてください。

PCで無料で使えるWindows ムービーメーカーや、
MacではiMovieを使って、空白を入れる編集をするようにしてください。
(わからない方がいたら、その解説記事も作りたいのですが、
ググったら大体出てきます。)

音量

音量についても結構シビアに見られます。
聞こえにくい場合があると、この部分の音量大きくしてくださいとか、
結構言われてしまいます。

これも上の空白時間と同じく、
聞こえにくい動画を流しても、印象が良くないからですね。
携帯で撮影して、アプリで完結させる場合に、
自分の声を入れる場合は、要注意ですね。

映像の映る範囲が狭い!

いやーもうこれ本当に辛い笑

PCで動画編集をされる方は本当に注意してほしいのですが、
DVDとYoutubeなどの投稿動画を比較すると、
DVDでは四隅が切れます!

私の使っているCyber Link社のPower Directorを例に出すと、
セーフティーゾーンの中に入れないと映りません。

TVセーフティーゾーン

TVセーフティーゾーン

上の画像にある点線の内側がTVセーフティーゾーンです。
Youtubeに投稿する場合、すでにこの時点で左端の電車が映っていますが、
DVDでは、まだ電車は映っていません。

つまり、この事を、テロップを入れる場合でも意識しなければいけないのです。

私はこれのおかげで、2,3度やり直しをすることになりました。
最初はそもそもセーフティーゾーンを知らないし、
2回目は、収めたと思ったらギリギリを攻めすぎてNG
3回目は確認漏れで1テロップだけNGが出てやり直し。。。

おかげで、それ以降の動画制作ではやり直しはほぼない状態で、
関係者に渡すことができるようになりました。
むしろ、この最後の映る範囲だけはめっちゃ意識して動画を作ってください。

さいごに

ということで、結婚式の余興ムービー作成で困ることをまとめてみましたが、
いかがでしたか?

最近では携帯のアプリも進化して、手軽に動画作成ができるようになりましたが、
結婚式の余興ムービーは普段の感覚で作成すると、
思いもよらぬ指摘を受けることになります。

依頼を受けた方は覚悟して、余裕をもって作成するようにしましょう。
作った後は、きっと見てくれた人が幸せになるはずです!