動きが素早いものに最適なフレームレートとは?

今回は、動画の構成要素についてのお話です。
フレームレートって皆さん意識していますか?
映像をやってない人でも、ゲーム実況者の方でも意識すると、
新しい発見があるかもしれません。

この記事のコンテンツ

フレームレートとは?

このブログでは、よく、24fpsという言葉を使っています。
これがフレームレートと呼ばれるものです。

fpsはファーストパーソンシューティングという
ゲームジャンルの種類でも出てくるのですが、
映像の世界では、Frames Par Second(フレームズ パー セカンド)
日本語にすると、1秒間のフレーム数となります。

フレームって何?

写真の飾りつけに使うフレームというものもありますが、
この場合は、1枚の絵・画像を表します。

つまり、24fpsというのは、
24枚の絵・画像が、1秒間に切り替わることを示しています。
デジカメや、一眼レフの動画設定でよく見るフレームレートは、
24、30、60この3種類です。
一昔前だと、15
最近の機種では、120というのもあります。
(厳密には、23.なんちゃらとか、29.なんちゃらと表される場合もあるのですが、
今回はこの点は無視して、それぞれ24、30として見てください。
また、60iと、60Pという違いについても触れていません。)

よく書かれているフレームレートの説明

書籍等でいわれる24,30,60それぞれの使い分けは、
大体次のようなものだと思います。

24fps・・・映画です

そう、映画館で見る映画や、自宅でも見れる映画は、
その多くが、24fpsとなっています。
(近年では、新しい試みで、この24fpsの枠をぶち壊している映画もあります。)

大学などで、映像研究部(よく”えいけん”と呼ばれる)が作った作品で、
映像を見ているのに、なんだか違和感があるとか、
ん?と感じる原因は恐らくここにあると思います。
24fpsではなく、カメラの基本設定に多い、30fpsで撮影しているためです。

というところで、続いて30fpsの説明に進みます。

30fps・・・テレビです

って書くと結構異論が出たりするんですが、
見えている映像としては、30fps相当です。

これ以上説明する話でもないのですが、
とりあえずテレビと同じと考えておいてください。

60fps・・・ゲーム・Blu-ray

最近といっても、もう数年前からですが、
最近のゲーム、特にレースゲームや、FPSなど、
動きが重要なゲームに関しては、完全に60fpsとなっています。

言葉でいえば、ヌルヌル動く状態です。
30fpsが当たり前の世界から来ると、
ちょっと気持ち悪い感覚になるかもしれません。

じゃあ、どのフレームレートが動きに強いの?

もちろん、60fpsなんですけど、
私はあえて、ここにNOを突きつけたいんですね。
というのも、動きもの=60fpsが当たり前の世界になってきたからです。

ファッションと同じく、動画のフレームレートも、時代が巡るように感じます。
つまりは、24fpsの時代に戻るということです。

と言っている私も、数年前、Youtubeが60fpsに対応する前は、
「これからは60fpsの時代なのに、いつになったらYoutubeは対応するんだ?」
みたいな考えを持っている一人でした。

実際その考えが爆発して、60fps動画を公開するブログまで作っている始末でした。
(作って数か月後、Youtubeが60fps動画に対応し、ブログの意義がなくなり消滅)

現在のYoutubeで、鉄道動画を検索してみると、
大概は4K対応、もしくは60fps対応となっている動画が多数を占めています。
でも、24fpsの動画って、そこまでないんですよね。

この動画が、私のチャンネルで初めて公開した24fps動画でした。
当時使っていたCanon XA20のシネマモードで撮影したものです。
懐かしい阪神甲子園駅ですね。

という感じで、
俗に60fpsって動きものに強いって言われるけど、
24fpsで撮ってもいい感じなんじゃね?
という記事でした。

次回は、24fps動画を撮影して気付いた、
いくつかのポイントを書いてみたいと思います。
60fpsと同じ感覚で撮影すると、失敗するみたいですね。

コメント

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