阪神甲子園駅に到着する阪神5000形ジェットカー
阪神電車を代表する電車の一つが、ジェットカーと呼ばれる普通電車です。
ジェットカーは、阪神電車の普通電車の総称で、
その名前がつく理由は、加速度の高さにあります。
関東の地下鉄が大体毎秒3.3km/hの加速度に対して、
阪神ジェットカーは、毎秒4.0km/h以上の加速度を誇ります。
阪神電車は駅の間隔が短い事から、特急・急行から逃げきるために、
高加速車両を導入しています。その結果、ジェットカーと呼ばれるようになりました。
車両によって加速度が違う
阪神ジェットカーと呼ばれる5000系列の中でも、
昔から走っている5000形は、起動加速度が毎秒4.5km/hとなり、
グイっと引っ張られるような加速力を持ちます。
VVVFインバータを搭載した5500系以降は、起動加速度毎秒4.0km/hとなり、
緩やかな加速である代わりに、強い加速度を長い間維持することで、
従来の5000形と大差ない性能を持たせています。
阪神5000形 from yukasitan on Vimeo.
この撮影の帰りに5000形に乗ったのですが、
車内の内装が国鉄103系の初期型と同じグリーン調で、
とても懐かしさを感じることができました。